街中でインパクトのある宣伝を車体前面に描いた車を目にすることがあります。これが車両にフィルムを貼る施工をしたラッピングカーと言われるもので、現在こういった自動車関連での広報活動が、企業のイメージ作りや宣伝に高い効果を示しています。特に、サンプリングや展示などを行うイベント車は、出来合いのステージトラックに企業オリジナルのラッピングフィルムを貼り付けることもできますが、イベントの形態に合わせて、企業が既に持っている車の改装までトータルで請け負ってくれる自動車関連のサービス企業もあります。例えば、テレビの体験イベントという目的に合わせ、トラックの設備を改装して行われた野外イベントもありました。
イベント車を持つメリットは、車を物の運搬目的だけでなく、すぐに様々なイベント会場へと変化させることが可能なことです。特定の会場でのイベント開催は、遠方のお客様には足を運ぶことができないデメリットがありますが、イベント車を活用すれば、3日間のイベントでそれぞれの日程を別の会場に移動して開催することも容易になります。特に、多くの地域の方に知ってほしい新商品のPRイベントや、各地域での市場傾向の調査が必要な販売イベントには、大変有力な方法となります。イベント車を使った活動に初めて挑戦する時には、ラッピングを始め、トラック調達や改装も請け負っている自動車関連サービス企業に見積りを取り、様々なイベント車のプロデュース経験を聞いたり、企画しているイベントの方針など、詳しい話を相談してみると新しい視野が開けるでしょう。