車いすの高齢者や寝たきりに近い身体状況の高齢者が家族にいたり、身体障害者がいる場合、車両選びが難しいときがあります。最近福祉車両といって、そのような身体に障害がある人々や車いす使用者などを簡単に乗せる事が出来る車が増えてきました。以前は福祉車両のレンタカーは数が少なく、取り扱っている会社も少数でしたが、最近はどこのレンタカー会社も福祉車両を貸し出しています。車両は車いすを乗せる事が出来たり、シートが乗りやすい位置まで降りてきたり、その混合タイプがあります。
使用者の身体の状況に合わせて、車両を選ぶことが出来ます。レンタカーで車両を選ぶ時の注意点としては、車両の形や大きさ、目的、費用などが考えられます。まず、形、大きさとしては車いすのタイプにもよりますが、リクライニング車いすなど大きい物を使用している場合は、普通車タイプの福祉車両には乗る事が出来ないので、ボックスタイプなどの大きいタイプの車両を選ばなければいけません。また、目的地や人数に応じて、車の車種を考慮しても良いでしょう。
近距離で人数が少ない場合は軽自動車タイプの車両で、旅行など遠出をする場合にはボックスタイプの少し大きめの車両が良いです。また車いすを搭載した場合、車両によって、固定の仕方が違うため、借りる際には操作方法なども詳細に聞く必要があります。費用はレンタルする時間や車種によって異なりますが、半日で5000円から10000円前後、終日だと10000円から20000円程度の費用がかかります。もしレンタカーで福祉車両を考えている場合は、上記の事を考慮して借りてみてはいかがでしょうか。